2009/07/26

フィリピンで蚊に刺され熱がでた!デング熱の恐怖!

こんにちは

日本人にとってデング熱はあまりピンとこない病気で
蚊に刺されて熱がでるぐらいとしか分からない人が
多いので、すこし説明したいと思います。

デング熱はフィリピンで生活している人にとって
今はやりのAH1N1インフルエンザよりも怖い病気です。

年間かなりの死亡例があり、医者も特効薬がないので
手をこまねている病気です。

蚊に刺されないようにすることが
一番の対策ですが、実際生活上
完全に蚊を防ぐことは不可能です。

主な症状は気づかずに蚊にさされてから
約一週間後に高熱(40度前後)を発し
それが約5日間続きます。その間筋肉痛や関節痛
頭痛や胃の痛みなどに悩まされ、特に子供の場合は
食欲も減りかなり衰弱することがあります。

危険なのは約五日後に熱が下がりはじめる時で
その時足や腕などが赤くみえる発疹がでますと
デング熱の診断がつくわけですが、
それは血液中の血小板が急激にデング熱によって壊され
血液凝固作用が下がり、体中に小さな皮膚下出血ができ
皮膚が赤く見えるわけです。

その時鼻血や歯肉の出血などが出た場合は
入院が必要で手遅れになると腸内出血で死亡することが
あります。

ほとんどのケースは軽い症状で五日後に熱が下がって
発疹が消えると完治しますが
子供の場合は抵抗力が弱い為か出血する重度のデング熱に
かかる割合が高く、特に2度目の感染では重症になる割合が
高くなる傾向にあります。

病院での治療法はわたしの別のブログで詳しく書きますが
血小板が減少するのがデング熱の怖いところで
急激に血小板が下がると腸内出血につながり危険なため
対処療法として血小板の輸血を行い治療したりします。

とにかくフィリピンに滞在中に高熱が3日以上続いた場合は
ただちにデング熱を疑い医者に診て貰い、血液検査をしてもらい
熱が完全にさがっても2日間は血液検査を繰り返し
確認することをお勧めします。

特に子供の場合は進行が速く
いきなり血小板がさがって死亡するケースもありますので
注意してください。

すぐに検査をして診断がつき、病院で点滴を受ければ
大概は大事には至らず完治できますので
上の症状をよくふまえ、心配でしたらすぐ医者に相談に行くように
してください。


0 件のコメント:

コメントを投稿